2011年1月から4月13:30~14:00、フジテレビで放送された「さくら心中」。東海テレビ制作、脚本が中島丈博。全63話の愛憎劇・サスペンスの昼ドラ。キャストに、笛木優子、 松田賢二など。
桜の木の下で運命的に出会う二人、そこから始まる「純愛」。しかし周囲から始まる環境の変化。「愛憎劇」と「サスペンス」。

「純愛」とは何ぞや、と考えさせられる、男女の思いが絡み合った昼ドラ「さくら心中」。周囲の環境と知らぬ間に「愛」に振り回される主人公のさくら。キャッチコピー「震えて、揺れて、乱れて、悶える。」の通りお子様にはちょっと早い大人の恋愛ドラマ。
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- さくら心中、1話のあらすじ
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- さくら心中、3話のあらすじ
- さくら心中、4話のあらすじ
- さくら心中、5話のあらすじ
- さくら心中、6話のあらすじ
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- さくら心中、61話のあらすじ
- さくら心中、62話のあらすじ
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さくら心中、1話のあらすじ
昭和50年春―、飛騨高山の造り酒屋「いさみ酒造」の一人娘として育った桜子は、「いさみ酒造」の実子ではなく、幼い時に当主・郁造に養女として迎えられた。昭和34年、桜をこよなく愛する郁造は、とある古寺に植えられた千年桜を見に行った際、この寺で暮らす3歳の桜子と出会う。郁造は寺の住職に相談し、身寄りのない彼女を引き取ったのだ。それから16年、溢れんばかりの愛情を注がれて美しく成長した桜子は、古寺から移植された千年桜の下で、比呂人と運命的な出会いを果たす。それは桜子の身体がスパークするほどの衝撃的な恋の始まりだった・・・
さくら心中、2話のあらすじ
桜子は庭の千年桜を見ていた比呂人に枝を一つ折って渡す。比呂人はこの桜が元々植えてあったった古寺に縁があり、桜を見るためにはるばるやって来たという。桜子は、この比呂人と話していると、なぜか心に温かいものがこみあげてくるのを感じていた。勝はそんな桜子の様子が気が気でならない。勝も桜子に実の妹以上の想いを寄せているのだった。一方、郁造は連日仕事で忙しく、家族一緒に食事を取るのもままならないほど。実は「いさみ酒造」の経営状態は芳しくなく、勝やまりえもそのことを思うと憂うつになるのだった。
さくら心中、3話のあらすじ
桜子が小学3年生の時、高山で芸者をしている桜子の実母・秀ふじが突然郁造の前に現れる。郁造は、桜子を奪われるのではないかと警戒するが、お礼を言う秀ふじに安堵する。それ以来、静かに桜子を見守り続けていた秀ふじを郁造が愛人にしたのは最近のこと。美しく成長した桜子を、一人の女性として見てしまう郁造は、その気持ちから逃げるように、秀ふじと関係を持ってしまったのだ。一方、桜子は美容師の雄一にまとわりつかれ困惑していた。その様子を見た勝が、雄一を殴り飛ばし、事態は「いさみ酒造」を巻き込んだ大騒動となっていく―。
さくら心中、4話のあらすじ
郁造は桜子に勝との結婚を勧める。借金のカタで雄一に嫁がせるくらいなら、息子である勝と結婚させたほうが救われる、と郁造は思ったのだ。自分が郁造の実の娘でないという事実を受け入れたくない桜子は、勝は兄として好きなのだと涙ながらに抗議。勝との結婚話は流れてしまう。季節は過ぎて秋。桜子は、「いさみ酒造」にやって来た杜氏や蔵人の中に以前裏庭にある桜の木の下で出会った比呂人を見つける。そして、その瞬間、二人の視線は熱い炎を燃やしながら絡み合うのだったー
さくら心中、5話のあらすじ
裏庭にある桜の木の下で、お互いの思いをぶつけあった桜子と比呂人は、勝が見詰めているとも知らずに、熱い抱擁の末、唇を重ねる。皆の前では他人行儀な二人だが、時折見せる二人の幸せな様子に、勝は激しく嫉妬する。桜子は良太を通じ、比呂人に夜更け、近所の神社に来てほしい、との恋文を送る。良太から恋文を取り上げた勝は、桜子たちの密会を監視。しかし、二人が確かな愛を育んでいるのを目の当たりにし、ショックから部屋に引きこもってしまう。
さくら心中、6話のあらすじ
勝が比呂人を殴ったことで、桜子と比呂人が愛し合っていることを郁造が知ってしまう。男としての嫉妬心を押さえながら、郁造は桜子に、自分の立場をわきまえるよう諭す。比呂人との愛を邪魔されたくない桜子は、ただの噂だと否定するが・・・。一方比呂人は、幼い頃に自分の面倒を見てくれた女性を訪ねていた。比呂人が母と慕うその人は、何と桜子の実母、秀ふじだった。20年ぶりの再会に、秀ふじの胸は熱くなる。そんな秀ふじに郁造が、桜子と比呂人があまりに純粋に愛し合っていることへの妬みを打ち明けていると、唯幸が現れる。
さくら心中、7話のあらすじ
郁造にだまし討ちのように雄一とのお見合いの席に連れてこられた桜子は、無神経で下品な雄一に激しい嫌悪感を抱くが、自分が雄一と結婚しなければ、莫大な借金を抱えている「いさみ酒造」に未来はないことを知る。しかも郁造から「お前と比呂人は血の繋がった兄と妹だ」と告げられ、大きな衝撃を受ける。最愛の桜子を窮地に追い込んだことで、郁造は罪の意識にさいなまれる。秀ふじに思いのたけをぶつけるうち、郁造は酒造を傾かせるきっかけとなった、桜を裏庭に移植した時の話を始める。湯水のように金銭を使った当時のことを思い出すうち、「あの桜の下で死にたい」と秀ふじにつぶやいた郁造は・・・
さくら心中、8話のあらすじ
郁造が亡くなり、「いさみ酒造」に借金取りが押し寄せるが、苦労を知らないまりえや、勝にはどうすることも出来ない。結局、唯幸がその場を納め「いさみ酒造」の経営権は唯幸のものになる。唯幸はそれに加え、執拗な目つきで桜子に一日も早く雄一のもとに嫁ぐよう迫る。さらに、桜子と勝が隠していた、郁造の心中の相手・秀ふじが“桜子の実母”という衝撃の真実をまりえに告げてしまう。これまでは桜子に母としてやさしく接してきたまりえだが、唯幸の言葉を聞いた途端に豹変し・・・
さくら心中、9話のあらすじ
桜子は嫌悪する雄一とデートすることに。桜子が観光客に妻だと勘違いされ、それだけで雄一は有頂天になる。雄一との結婚を避けたい桜子だが、結婚を急かすまりえが雄一を家に招待。桜子の手料理でもてなされた雄一は上機嫌になる。まりえに頼まれ、比呂人が新酒を酒蔵から運んで来る。雄一の姿を見た比呂人は悔しさで胸が張り裂けそうになり、その場を立ち去る。そして、いよいよ雄一との結婚は避けられないと覚悟を決めた桜子は、唯幸にある事を頼むのだった・・・
さくら心中、10話のあらすじ
勝はありったけの金を集め、桜子に比呂人と駆け落ちするよう促す。桜子は比呂人が血の繋がった兄であることを勝に告白。桜子の呪われた運命に、勝も言葉をなくす。数日後、桜子と雄一の結婚が正式に決まり、結婚式も3カ月後に行われることに。その年の酒造りも終わり、比呂人が桜子のもとを離れる日が近づく。桜子は人目を忍んで比呂人に会うが、一緒に逃げようと言われても頷くことが出来ない。最愛の人と別れがたい桜子は、最後に抱いてほしいと、比呂人の胸に飛び込むのだった・・・
さくら心中、11話のあらすじ
桜子の結婚式前夜。勝は桜子が雄一のものになることに我慢出来ず、桜子を抱こうとする。桜子は激しく求める勝に驚きの告白をする。一度だけ抱かれた比呂人の子を妊娠したと言うのだ。勝は愕然とするが、桜子は自分の犯した罪を認めつつ、お腹の子は桜の精が宿ったのだと語る。一方、つわりを我慢しながら桜子が結婚式に臨んでいる最中、比呂人は秀ふじを訪ねていた。桜子を失った悲しみに耐える比呂人を、秀ふじは優しい言葉でなぐさめることしか出来なかった。その夜、櫛山家に入った桜子を雄一が当然のごとく抱こうとするが・・・
さくら心中、12話のあらすじ
桜子とハワイに新婚旅行に出かけた雄一だが、母・真紀枝が同行し、二人の時間が持てず不満を募らせる。帰国した夜、焦る雄一は桜子に迫るが、桜子は体調不良を理由に夫を遠ざける。桜子の櫛山家での生活が本格的に始まるが、雄一の先妻の子である健は桜子に馴染もうとしない。さらに、舅・唯幸の女性関係で真紀枝が激怒している現場に遭遇し桜子は驚く。一方、勝は勢いで男女の仲になった桜子の親友・沙也香の見かけによらず積極的な態度に困惑していた・・・
さくら心中、13話のあらすじ
桜子への思いを断ち切ることができない勝だったが、まりえの勧めもあり、沙也香と結婚することに。桜子は妊娠から四カ月が経ち、安定期に入る。沙也香や真紀枝は桜子の体の微妙な変化を感じ取るが、桜子は知らぬ顔で通す。結婚してからも指一本触らせない桜子に苛立つ雄一は、ある夜、桜子に襲いかかる。桜子は逃げながら「あと半年だけ待って欲しい」と懇願。桜子の気持ちが理解できない雄一は意気消沈する。そして、真紀枝が、美容院を訪れた女医から、桜子が妊娠しているという衝撃的な事実を聞かされ・・・
さくら心中、14話のあらすじ
桜子の妊娠が櫛山家の人々に知られてしまう。結婚後も指一本桜子に触れていない雄一は、お腹にいるのが自分の子でないと知りつつ、唯幸にこれ以上見下されたくない気持ちから、自分の子だと告げる。しかし、桜子と雄一のやりとりが芝居臭いと感じた唯幸は、疑惑の目を向ける。それから数ヵ月後、勝と沙也香の披露宴が行われるが、勝は自分のことより、お腹が大きくなった桜子のことを心配していた。
さくら心中、15話のあらすじ
桜子が女の子を産む。父親は勝だと思い込んでいる雄一は「いさみ酒蔵」に押しかけ、怒りを勝にぶつける。勝はまりえや沙也香の前で平然とした顔で桜子が産んだのは自分の子だと嘘をつく。そんな夫に沙也香も愕然とする。生まれてきた子供が雄一の子ではないことを櫛山家の人々に知られても、き然とした態度を崩さない桜子。雄一との離婚を申し出るが、桜子に執心する唯幸が認めるはずもなく・・・
さくら心中、16話のあらすじ
桜子が産んださくらは勝と沙也香が面倒を見ることに。複雑な気持ちを押し殺し、甲斐甲斐しくさくらの世話をする沙也香に桜子は申し訳ない気持ちになる。さくらに母乳をあげるため度々実家に戻る桜子を車で送り迎えする雄一。桜子が美容室の手伝いで忙しいため、しかたなく実家にさくらを預けている、と世間に思わせるためだった。そんな中、唯幸がある意外な行動に出て・・・
さくら心中、17話のあらすじ
唯幸が設けた酒の席で、秀ふじが吹く笛の音を聴いた勝は、その妖しい音色に魅入られ、あらためて秀ふじを訪ねる。郁造と心中したことを詫びる秀ふじだが、勝は恨んだことはないと秀ふじに告げる。さらに、さくらは自分の子供ではなく、桜子と比呂人の子供だと告白する。そして、ずっと桜子を悩ませていた「桜子と比呂人は血の繋がった兄と妹だ」という郁造の言葉が嘘だということを秀ふじから聞かされ、衝撃を受けた勝は・・・
さくら心中、18話のあらすじ
これまで懸命に面倒を見てきたさくらが、勝の子でないと知った沙也香は態度を一変。勝と桜子に騙されていた、と激怒して実家に戻ってしまう。怒りの収まらない沙也香は桜子が働く美容院に怒鳴り込み、雄一や真紀枝の前で、真実を激白。何とか唯幸や真紀枝に隠れて、さくらを育てたい桜子は追いつめられていく。そんな中、唯幸が、さくらの本当の父親が誰なのか、桜子に問い詰めてくる
さくら心中、19話のあらすじ
沙也香が出て行き、まりえが仕方なくさくらの面倒を見ていたが、目を離した隙に、唯幸に命じられた由佳子がさくらをさらってしまう。そのことに気づいた勝と桜子が唯幸に抗議に行くが、唯幸は二人が何を言ってものらりくらりとかわし、桜子が櫛山家を出ることも許さない。さくらを失って、泣くばかりの桜子を見かね、雄一はさくらが預けられた農家に桜子を連れて行く。さくらを預かる環という女性は乱暴でがめつく、絶望的な気持ちになる桜子だが・・・
さくら心中、20話のあらすじ
週1回さくらと会うことが出来るようになった桜子は希望の光を見出す。さくらに会う手助けをした雄一が当然のように迫ってくるが、これも運命、と桜子は初めて雄一を受け入れる。それから3年が過ぎ、桜子は櫛山家の主婦として、さらに美容院でも腕の良い美容師として日々を過ごしていた。そんな中、桜子がさくらと面会していることが、環に知られてしまう。再びさくらと会えなくなり、胸が引き裂かれそうになる桜子。しかし、実家で思わぬ人と再会し・・・
さくら心中、21話のあらすじ
満開の桜の木が導くように、桜子と比呂人は再会を果たす。比呂人を見た途端、胸に押さえていた熱い気持ちが一気にこみ上げてきた桜子は、さくらのことを打ち明ける。突然、自分の子供がいることを聞かされ混乱する比呂人。そんな二人を偶然、勝が見かけるが、幻想的な光景に、幻を見たのかと思う。仕事の終りに沙也香の店で飲んでいた雄一は沙也香から、比呂人が舞い戻ったことを聞かされる。メラメラと嫉妬心を燃やす雄一は急いで家に戻るが・・・
さくら心中、22話のあらすじ
さくらを奪い返そうと環の元を訪れた比呂人だが、すっかり環に懐いているさくらは激しく抵抗。比呂人も何も出来ず、その場を立ち去る。比呂人と再会して以来、何も考えられない桜子はヘアカット中にも大失態をしてしまう。環から連絡を受けて、全てを知った唯幸が桜子を呼び出し、今すぐ比呂人をこの街から追い出すよう命じる。そして桜子を恨む沙也香からの電話で、さらに窮地に追い込まれるのだった・・・
さくら心中、23話のあらすじ
雄一に殴られたことで覚悟の出来た桜子は、比呂人のもとに駆けつける。勝は求め合う二人をただただ見守ることしか出来ない。桜子と比呂人はさくらを環から奪い、親子三人で暮らすことを決意。健と陸雄に協力してもらい、さくらを連れ出す。しかしさくらは桜子たちについて行くことを拒否。その場に環が駆けつけ、この一件は未遂に終わる。欄漫の夜桜の下、無力感と絶望感に襲われた桜子と比呂人は、ある決意をするのだった・・・
さくら心中、24話のあらすじ
桜子と比呂人がある決意を秘め、愛しあっているところに唯幸が乱入してくる。突然の出来事に驚愕する桜子を見て、唯幸は目をランランと輝かせる。さらに、櫛山家に帰るつもりはないと言う桜子を唯幸は強引に連れて帰ろうとする。比呂人は必死に桜子を守るが、唯幸の狡賢い企みにまんまと騙され、桜子は櫛山家に軟禁されてしまう。
さくら心中、25話のあらすじ
隙を見て家を飛び出した桜子は、比呂人と出会った桜の木の下で、心中を図る。櫛山家では、突然姿を消した桜子の行方を探すが見つからない。その頃、桜子と比呂人には桜の花びらが、まるで二人を隠すかのように降り積もる。偶然にも勝が倒れている桜子たちを見つけ、病院に運ばれた桜子は一命をとりとめる。しかし、比呂人は命を落とし、桜子は一人生き残ってしまう。目を覚ました桜子に、勝はその事実を告げ・・・
さくら心中、26話のあらすじ
比呂人を失い、抜け殻のようになっていた桜子だが、健と陸雄に連れられて病室にやって来たさくらを見て、生きる気力を取り戻す。退院した桜子は櫛山家には戻らず、秀ふじのもとに身を寄せ、母の店を手伝う。母娘とも心中の生き残り、ということで店は評判になり繁盛する。桜子に対して憎悪の念を燃やす沙也香は雄一と深い仲になる。桜子と雄一は離婚したいと願うが、桜子に執着している唯幸が許すはずもなく・・・
さくら心中、27話のあらすじ
さくらを預かっている環が旅廻りの女形役者を家に連れ込み、これからは一緒に暮らすと言い出す。以前からさくらの世話を陸雄や豊子にさせていた環だが、まだ幼いさくらが煩わしくなり邪険に扱うようになる。そのことを健に聞いた桜子は顔面蒼白に。しかし、もしかしたら環がさくらを手放すいいチャンスかもしれない、と秀ふじに言われ、わずかな希望を抱く。桜子はさくらを取り戻すため、環の家を訪ねるが、そこにさくらの姿はなく・・・
さくら心中、28話のあらすじ
唯幸の策略で、さくらが櫛山家に引き取られる。唯幸は桜子に、櫛山家に戻ってくればさくらと暮らせると提案する。すぐにでもさくらに会いたい桜子だが、櫛山家に戻ることは出来ないと思い悩む。ここで唯幸に従ったら、二度と引き返せなくなる、と秀ふじも桜子を諌める。一方、いつまでも桜子が雄一と離婚しないことに苛立つ沙也香が桜子の前に現れ、さくらの面倒は自分が見ると言い放つ。さくらを想うあまり涙に暮れる桜子を、さらにとんでもない事件が襲うのだった・・・
さくら心中、29話のあらすじ
さくらと暮らすため、桜子が櫛山家に戻ってくる。桜子に執着する唯幸と健は喜ぶが、雄一は迷惑顔だ。桜子以上に雄一の愛人となった沙也香が気に入らない真紀枝は、雄一に桜子とやり直すよう助言する。雄一は全く聞き入れず、そこに沙也香が現れて、桜子に見せ付けるように雄一に甘える。さくらだけが生き甲斐の桜子は、そんな雄一と沙也香を冷めた目で見るのだった
さくら心中、30話のあらすじ
沙也香が雄一の子を妊娠。桜子が邪魔で仕方ない沙也香は、何とか桜子を陥れようと、真紀枝にあることを耳打ちする。桜子と唯幸が男女の仲になっていると勘違いした真紀枝は、激怒して桜子と唯幸のもとに押しかけ、桜子に手を上げる。真紀枝を止めようとした唯幸と揉み合いになり、真紀枝は階段から転落。病院に運ばれるが、意識不明になり・・・
さくら心中、31話のあらすじ
真紀枝が植物状態となり、桜子はさくらや健とともに櫛山家の一階で、唯幸と暮らすことに。秀ふじは、桜子が唯幸の財産を少しでも多く受け取れるよう、彼の後妻になる覚悟を固めていると知り、自分の娘ながらその覚悟に驚く。一方、勝はそんな桜子の行動に胸を痛め、桜子と比呂人の心中に関して、重大な秘密を隠していることを秀ふじに告白する。それから9年の時が過ぎ・・・
さくら心中、32話のあらすじ
さくらの為に覚悟を決め、唯幸の妻の座に収まった桜子は、経営を任された美容室も繁盛させ、充実した日々を送っていた。娘のさくらも中学生になり、明るく素直な美少女に成長。何不自由ない暮らしを送っているさくらだが、櫛山家の奇異な家族関係については密かに心を痛めていた。そんな時、さくらが心から慕う健が、通っている東京の大学から実家に帰省し・・・
さくら心中、33話のあらすじ
桜子は美容室の客から比呂人が女性と歩いていた、と聞かされる。比呂人との日々は、遠い昔のことと気持ちを整理している桜子だが、それでも心が乱れてしまう。一方、さくらは複雑な家庭環境のことで周りから度々中傷を受ける。必死に耐えていたが、雄一と沙也香の娘・睦美から見下されたような発言をされ、マグマが噴出すように怒りを爆発。睦美に大怪我をさせてしまう。そんな折、さくらは不思議な男性と出会い・・・
さくら心中、34話のあらすじ
秀ふじは心中で死んだと思っていた比呂人が現れた上、記憶を失っていることを知って衝撃を受ける。比呂人と10年ほど前に出会い、一緒に暮らしている明美という女性が、僅かな手掛かりから、秀ふじの存在にたどりつき、連れてきたのだ。明美は、比呂人の過去の記憶を取り戻そうと必死で、秀ふじに比呂人がこの街で一番親しい人物を教えてほしい、と頼むが・・・
さくら心中、35話のあらすじ
沙也香から桜子と比呂人の心中事件について聞いた明美は、何とか桜子と比呂人を再会させて比呂人の記憶取り戻そうとする。比呂人が生きていたことを知り歓喜する桜子だが、お互いのため比呂人とは二度と会わないと決意。比呂人に会って欲しいという明美の頼みを拒絶する。一方、さくらは健と陸雄から偶然会った男性が自分の本当の父親だと聞かされ、混乱する。そして真相を確かめるため、ある行動に出るのだった・・・
さくら心中、36話のあらすじ
さくらは、本当の父親が比呂人なのかを確かめるため、桜子と比呂人に内緒で二人を再会させる。比呂人を見て、あふれる涙を止められない桜子だが、記憶を失っている比呂人は他人行儀だ。桜子は動揺を隠して、「いさみ酒造」の裏庭にある桜の木を見に行ってほしい、と比呂人に告げる。「いさみ酒造」を訪ねた比呂人は吸い込まれるように裏庭にまわり、桜の幹に手を添える。やがて桜に頬を寄せた比呂人に奇跡が訪れ・・・
さくら心中、37話のあらすじ
桜子は、さくらから比呂人の記憶が戻ったと聞く。しかし、その後比呂人に会った勝からは、比呂人の記憶は戻っていないと聞かされ、混乱する。秀ふじに、記憶喪失の比呂人にとって自分は存在しないも同然で、それが淋しい、と本心を打ち明ける桜子。そんな折、明美から再び比呂人に会って、彼の記憶を取り戻して欲しい、と迫られる。桜子は自分の目で確かめたい気持ちもあり、あることを条件に了承するのだった・・・
さくら心中、38話のあらすじ
記憶が戻った比呂人だが、桜子の幸せを考え、さくら以外の人の前ではその事実を隠し、記憶喪失のふりをする。比呂人とさくらは父と娘の絆を深めていくが、それを知った明美が嫉妬の炎を燃やす。健と一緒に陸雄が上京し、東京で作家修行を始めることに。唯幸は陸雄の壮行会を提案し、さくらは無邪気に比呂人をその場に呼びたい、と言い出す。唯幸は余裕の表情で、さくらの願いを聞き入れるが、その壮行会でとんでもないことが起きる。
さくら心中、39話のあらすじ
比呂人が記憶喪失のふりをしていることに気づいた桜子は、自分の前ではもうそんなふりなどやめて昔の比呂人でいてほしい、と訴える。心中で死ななかった??という十年前の記憶が鮮明に蘇っている比呂人は、一度過去に戻れば引き返せないと分っていながらも、桜の下、強く桜子を抱きしめ、熱い口付けを交わす。泣きながらも歓喜に身を震わせる桜子・・・。二人が愛の炎を燃やしている頃、唯幸はコンパニオンをしている明美を訪ね、比呂人は全てを思い出しているから、今頃密会しているかもしれない、と告げる。明美は自分に嘘をついていた比呂人への怒りが噴出し、激しい憎悪を桜子へ向けていく。
さくら心中、40話のあらすじ
ついに桜子と比呂人が再び結ばれる。もう決して二度と離れないと誓い合う二人だが、唯幸と明美がそんなことを許すはずもない。かつて比呂人が桜子に宛てたラブレターを手に入れていた明美は、その文面を読み、桜子と関係が復活したのかと比呂人に詰問。桜子以外に誰も愛したことはない、と断言する比呂人に、明美は常識では考えられない行動に出る。さらに、唯幸と共謀して桜子と比呂人を追い詰めていくのだった・・・
さくら心中、41話のあらすじ
明美は唯幸の全面協力を得て、比呂人と結婚式を挙げることに。桜子を比呂人に奪われたくないと焦る唯幸は、強引に3日後に式を挙げられるよう手配。前日に結婚式の招待状を町中に配り、桜子に自分と一緒に仲人をするよう命じる。一方の明美も、比呂人の花婿衣裳一式を揃え、自分の着付けを桜子に念押しする強硬策に出る。尋常ではない唯幸と明美の行動に、桜子と比呂人は、さくらを連れて三人で町を出ることを決意するが・・・
さくら心中、42話のあらすじ
比呂人と明美の結婚式当日。桜子は唯幸に無理矢理連れて行かれ、結婚式に出席することになる。結婚式前日から監禁されていた比呂人は、結婚式場でも激しく抵抗。しかし、明美と唯幸は力ずくで結婚式をスタートする。ボロボロになった羽織袴を着て、フラフラと歩く比呂人の様子に周囲も固唾を呑んで見守るが、その後、前代未聞の出来事が起こり・・・
さくら心中、43話のあらすじ
比呂人はアパートに忘れ物を取りに行き、明美に出くわす。明美は、今までのことが嘘のようにしおらしく別れを受け入れ、最後に自分の誕生日を祝ってほしい、と比呂人に懇願する。比呂人は願いを聞き入れ、明美に今までの感謝の気持ちを伝える。その様子にご機嫌な明美は、冷蔵庫からケーキを取り出して、ハッピーバースディの歌を口ずさむ。しかし、明美が「愛の歴史ケーキ」と呼ぶそのケーキを食べた瞬間、比呂人を底知れない恐怖が襲うのだった・・・。一方、桜子と比呂人の愛の結びつきは誰にも引き離せない、と悟った唯幸は、「この家で比呂人とさくらと皆で一緒に暮らそう」と桜子に提案するが・・・
さくら心中、44話のあらすじ
桜子と比呂人の情事を覗き見た唯幸が興奮のあまり脳梗塞を起こし、そのまま亡くなってしまう。唯幸の遺言から、櫛山商事の社長は孫の健が継ぐことに。さらに「いさみ酒造」や美容院など遺産のほとんどが桜子のものになると分かった長男の雄一は、葬式の席で桜子に怒りをあらわにする。そこへ明美が現れ、唯幸が亡き後も、桜子と比呂人への復讐は自分がやり遂げる、と鬼の形相で凄む。尋常ではない明美を警戒した勝と秀ふじが、桜子たちを守るためある手段に出るが・・・
さくら心中、45話のあらすじ
さくらが東京に行くことを知った明美は、それを利用してさくらを拉致することを計画。明美の策略にまんまとだまされたさくらは、奥飛騨にある料亭に監禁される。明美は、恐怖に震えるさくらに対し、自分をお母さんと呼ぶように迫る。一方、健からの電話で、さくらに異変が起きたことに気付いた桜子は、比呂人や勝とさくらの行方を探し始めるが、その時さくらにはさらなる危機が迫っていて・・・
さくら心中、46話のあらすじ
明美の策略で、窮地に立たされたさくらは失神寸前になるが、その瞬間、桜子、比呂人、勝が部屋になだれ込み、さくらを助け出そうとする。しかし、興奮状態の明美は、比呂人に見せつけるように包丁を突き付けてさくらを脅し、桜子にも罵詈雑言を浴びせ続ける。緊迫した状況に、比呂人と勝も手が出せないまま、呆然と立ち尽くす。
さくら心中、47話のあらすじ
さくらの誘拐事件から数ヵ月が経ち、健と陸雄が東京から帰ってくる。心に大きな傷を負ったさくらを心配する桜子は、陸雄の手が肩に触れただけで、不潔だと泣いて大騒ぎするさくらを見て心を痛める。さくらに想いを寄せている陸雄は、以前とは違うさくらの様子に驚くが、温泉芸者をしている姉の豊香(小野真弓)から奥飛騨での一件について聞き、いたたまれない気持ちになる。それから時が過ぎ、季節は春。比呂人が初めて手掛けた新酒の発表会の当日、苦難を乗り越えてきた桜子と比呂人はついに・・・
さくら心中、48話のあらすじ
「いさみ酒造」では、勝と秀ふじがサプライズで準備した桜子と比呂人の結婚式が行われ、祝福された二人はさくらとともに幸せを実感する。ところが、拘置所から出てきた明美が、突如乱入して来て、事態が一変。復讐の鬼と化した明美は、恐怖で凍りつく桜子を執拗に追い回して・・・。比呂人が桜子を守るため、明美の暴走を止めに入るが・・・。一方、まりえは不幸の元凶である千年桜を切り倒そうと言いだす。
さくら心中、49話のあらすじ
まりえは次々起こる不幸な出来事は裏庭の桜のせいだと、勝に伐採を迫る。まりえだけでなく、さくらも数年前の惨劇を思い出し、「あんな木は伐って!」と叫び、桜子も何も言えなくなる。当日、伐採が始まると、桜子は気分が悪くなって倒れてしまう。その上、桜を伐ろうとしていた植木屋と勝が大怪我をして伐採は中止。桜子たちは改めて千年桜の不思議な力を実感することになる。一方、健と陸雄は、櫛山家で共同生活を始めるが、高慢な健の言動に陸雄は不満を募らせる。陸雄は気分転換に、さくらと豊香とともに育ての親・環を訪ねるが、そこで環から信じられない話を聞いてしまう。
さくら心中、50話のあらすじ
以前一緒に預けられていた養母・環の元を訪ねたさくらと陸雄。それ以来、二人の距離がグッと縮まる。さくらに想いを寄せる陸雄は、自分に気がある素振りのさくらに夢見心地になる。しかし、さくらは突然態度を変えて、健に好きだと告白し、陸雄の目の前で健とキスをする。混乱した陸雄は、嫉妬心と屈辱感で怒りを爆発させる。さらに、芸者をしている姉の豊香が健と関係を持っていることを知り、そのことをさくらに暴露しようとするが・・・
さくら心中、51話のあらすじ
健の高慢な態度や、お金にものを言わせて姉の豊香と男女の仲になっていることが許せない陸雄は、健との共同生活を止めると宣言。陸雄を手放したくない健は何とかとどまるよう陸雄を説得する。一方、さくらは、健と陸雄が仲たがいしたのは自分を取り合っているためだと勘違いし、優越感に浸る。男性恐怖症だったさくらが、男心を弄んで歓喜する姿を見て、桜子は愕然とするのだった・・・
さくら心中、52話のあらすじ
健と陸雄が店で激論をかわしているところに、さくらが現れる。二人の会話に全く入れず、機嫌を損ねたさくらは、見知らぬ男性と一緒に店を出て行ってしまう。さくらが店にいないことに気づいた健と陸雄は、沙也香からさくらと一緒にいる男性が危険な人物だと聞き、慌ててさくらを探し始める。その頃、さくらが軽い気持ちで発言した言葉に男性が逆上して・・・。数日後、タチバナ美容院に、流行服で身を包む洗練された青年・宅間が現れる。桜子は吸いこまれるように彼を見つめてしまう
さくら心中、53話のあらすじ
東京で健と親密な関係だった女性が突然、高山に現れる。健と陸雄はその女性を「ふじ川」に連れて行き、偶然さくらと鉢合わせになる。そこに豊香も現れて、一気に気まずい雰囲気に。健の東京のガールフレンドに対抗心を燃やす豊香は、自分と健との関係を明け透けに暴露。さくらも健と豊香の関係を知ってしまう。そして、健を巡って女同士の激しい火花が飛び散り・・・・・・。季節は巡り、千年桜が満開となったある日、桜子とさくらの運命を大きく揺るがすある出会いが待ち受けていた。その出会いに思わず言葉を失う桜子とさくらだが・・・
さくら心中、54話のあらすじ
比呂人の生き写しのような美容師の宅間が現れ、桜子は動揺を隠せない。雄一が宅間を雇うよう店に連れてくるが、桜子は拒絶する。しかし、宅間に惹かれているさくらに懇願され、結局宅間を雇うことに。圧倒的なテクニックとセンスで宅間はあっと言う間に評判の美容師となるが、宅間を見ているだけで比呂人を思い出す桜子の胸は押しつぶされそうな気持ちになる。宅間に亡き父の面影を重ねつつ、男性としても魅力を感じているさくらは、自分から彼をデートに誘うが・・・
さくら心中、55話のあらすじ
宅間とデートしたさくらは、紳士的な宅間の優しさにウットリ。別れ際、頬にキスをされて有頂天のさくらは、桜子にも全身で喜びを表現する。宅間にヘアカットしてもらう約束をして意気揚々と美容院を訪れたさくらは、宅間が自分より先に桜子の髪を愛しげにカットしている姿を目撃。さくらは激怒して店を飛び出して行くが、桜子はさくらを心配しつつも、高鳴る胸の鼓動を抑えられない。そして、満開の千年桜の下で、またも桜子の運命を大きく揺るがす出来事が起きるのだった・・・
さくら心中、56話のあらすじ
桜子に嫉妬したさくらは、自分でめちゃくちゃに髪を切り、宅間に直してほしいと訴える。その髪型を見た宅間はア然とするが、流れるような手さばきで洗練されたヘアスタイルに変えてしまう。さくらは、恍惚の表情を浮かべながら宅間にキスを迫り、ますます宅間への一方的な愛を募らせる。さくらの行動に困惑しながらも、桜子に想いを寄せる宅間は、桜子に愛を告白。女としての想いと母親としての想いが交差する桜子は、驚くべきことを宅間にお願いするのだった・・・
さくら心中、57話のあらすじ
桜子と宅間の濃厚なキスシーンを目撃したさくらは、秀ふじの店で怒りを爆発させる。健や陸雄が慰めるが怒りが収まらず、帰宅してからも桜子に言いたい放題で、女としての敵意をむき出しにする。そんなさくらの態度に手を焼きながらも、桜子は母としての態度を貫き、宅間とさくらがうまく行くよう願っていると伝える。しかし、愛されている女の余裕の発言だと逆上したさくらは、桜子にとんでもないことをするのだった・・・
さくら心中、58話のあらすじ
桜子への想いが抑えきれなくなった宅間は、桜子と結ばれたいと迫る。宅間の気持ちを受け入れた桜子は、翌日ホテルへ行く約束をする。宅間に求められ、うっとりと放心状態の桜子には、何とも言えない女の色香が漂う。当日、千年桜の下で桜子を待っていた宅間は、さくらが一緒に現れ戸惑うが、三人でレストランへ。そして、ディナーの後、桜子はある覚悟を胸に、宅間に、三人で一緒にホテルへ行こうと提案するのだが・・・
さくら心中、59話のあらすじ
さくらへの想いが愛に変わった宅間は、自分の幸せよりさくらの幸せを願う桜子の気持ちも察し、さくらと結婚したいと桜子に告げる。そして、さくらに愛を告白。さくらは、宅間と心が通じあい、幸せを実感する。今度こそ、自然に宅間と結ばれたいと願うさくらだが、宅間に抱かれた途端、脳裏に暗い過去が蘇り錯乱状態に。宅間は、そんなさくらをやさしく慰めるが、激しい自己嫌悪に陥ったさくらは、部屋から飛び出して行く。そして、宅間は・・・
さくら心中、60話のあらすじ
さくらは、体の関係なしで夫婦生活を送るという条件で、陸雄と結婚することを決意。さくらからその事実を聞いた桜子は衝撃を受けるが、娘の幸せを願い結婚を認める。そして迎えた披露宴当日。さくらが宅間に執心だったことを知る沙也香は、披露宴の席でも桜子にさくらと宅間がどうなったのか大きな声で聞いてくる。桜子は必死に耐えるが、和やかな雰囲気に水を差す沙也香の執拗な態度を見かねたある人物が、驚きの行動に出る・・・
さくら心中、61話のあらすじ
桜子が見守る中、さくらと陸雄の結婚生活がスタートする。さくらを抱くことができない陸雄は悶々としながらも、何とか自分を律する。それから半年後、陸雄の書きあげた長編小説が文芸誌に掲載されることに。それは、アメリカ人夫と日本人妻の奇妙な結婚生活を描いた小説で、その内容を読んだ健は、陸雄とさくらの夫婦生活がモデルになっていると直感する。健は、さくらが自分ではなく陸雄と結婚したことに嫉妬していたが、その理由が分かり歓喜。そして、二人の結婚生活の秘密を確信した健は、とんでもないことを思いつく
さくら心中、62話のあらすじ
11月だというのに、「いさみ酒造」の裏庭の桜が突然開花する。季節外れの狂い咲きで、妖しく咲き乱れる桜に桜子も勝も言葉を失い呆然と立ち尽くす。が、その後、突然桜子に異変が起きて・・・。一方、健と男女の仲になったさくらは、あれほど拒絶していたことを容易に受け容れた自分に驚く。その後も二人の関係は続き、噂になる。沙也香からそのことを聞いた陸雄は耳を疑い、健に事実を確かめるが、あっさりと認めた上に説教まで始める健に陸雄の怒りは頂点に達し・・・
さくら心中、63話のあらすじ
体調を崩した桜子は、必死に看病してくれる勝にある約束をする。そして、さくらは、陸雄を心から愛しているのに、身体は健を求めてしまい、精神的にどんどん追い詰められていく。そんな魔のスパイラルを断ち切るため、さくらは死を決意し、永遠の愛の証として陸雄と一緒に死にたいと告げる。陸雄は一瞬蒼ざめるが、最愛の人を一人で死なすわけにはいかないと心中する覚悟を決める。最後に二人揃って桜子の元を訪ねるが、さくらはあふれる涙を止めることが出来ない。そして、「いさみ酒造」の裏庭にある千年桜の下で、さくらと陸雄は心中を図るが・・・。やがて春。この年、千年桜は4月になっても花を咲かせなかった。そして、波乱の人生を華麗に生き抜いてきた桜子は・・・
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